お供え物ってどうしたらいいの?


お墓参りの際のお供え物は、お花・お線香・お水・果物などが一般的ですよね。
故人の好きだった物を供えてご供養するのもよいでしょう。
 
お墓参りをした後、お供え物は持って帰った方が良いことをみなさんご存知でしょうか。

なぜなら、食べ物をそのまま置いていくと鳥や虫に食い散らかされたり、腐ってしまうことがありますし、缶の飲み物も、錆びてしまうことがあるので基本的には置いていかないようにしましょう。

腐った食べ物や錆びた金属はお墓にシミを作ってしまうこともあります。
これは、墓石をいためることになるので避けた方が良いでしょう。

もしも、食べ物を放置したり錆びた金属で墓石がいたんでしまい、自分で掃除してもなかなか綺麗にならない時は、専門家にクリーニングをお願いするのも一つの手です。
 
持ち帰ったお供え物は、ご先祖様とご供養を分け合っていただく、という気持ちで皆で食べるのが一般的です。
どうしても気が引けるという場合には、お寺にご供養としてお渡ししてもいいです。
 
また、お花を供えた場合は、持ち帰らずに置いておいて大丈夫ですし、持って帰ってきたお供えと一緒に家の仏壇に供えるのもかまいません。

墓石周りのお手入れ方法とは?


墓石のお手入れというと墓石を掃除することに目が行きがちですが、お墓のある区画の清掃もとても大切なことです。

なのでお墓参りに行ったら、まず墓石の周辺を掃除しましょう。

具体的には、落ち葉を拾う、雑草の除去、植木の剪定、玉砂利の水洗いなどがあります。
ゴミ箱が無かったり遠いこともあるので、落ち葉や雑草を入れるためのゴミ袋を持参しておいた方が良いでしょう。

お掃除する箇所は色々ありますが、今回はお墓周りの中でも特に汚れやすい玉砂利の水洗いについてご説明していきます。

玉砂利は、放っておくとほこり等と混ざり合い沈殿してしまい、そのたまったホコリや泥が土間全体の水はけを悪くしてしまうこともあります。

なので玉砂利は片方に寄せながら下地の汚れを掃き取った後、水で流し、玉砂利をザル等に入れて水洗いするといいでしょう。

また、洗ってもなかなか綺麗にならない時は新しい玉砂利に交換するのもよいでしょう。

玉砂利の掃除ではスコップなども役立ちますし、鎌や剪定用のハサミがあれば雑草の除去や植木の剪定がスムーズに行うことができます。

石材店を選ぶ時のポイントとは


石材店を選ぶ時には、どのようなポイントに注意して選ぶと良いかご存知でしょうか?

まず、1番大切なことは、信頼性を重視して選ぶということです。

なぜなら、お墓は買ってしまったらそれでおしまいというようなものではないからです。

お墓をいい状態で維持するためには建立後のメンテナンスが必要なので、長く付き合える石材店を選ぶ必要があるのです。

すぐに決めるのではなく、石材店の方とよく話をして、信頼性を重視して選ぶようにしましょう。

少しくらい安くしてくれる石材店があるからと言って、長く付き合うことができないような信頼できない石材店では話になりません。

また、霊園によっては石材店が決まっている場合があるので確認しておく必要があるので注意が必要です。

墓地と石材店が提携している場合、その提携している石材店でなければ墓地にお墓を建立することができないという取り決めになっている場合もあります。

墓地を管理しているところによく聞いてから、石材店を選ぶようにすると良いでしょう。

台石の加工方法とは


墓石のデザインにもさまざまな種類があり、石を加工する技術も方法やこだわりが感じられるものもあります。

水を流す勾配を付けた水垂加工は、石碑の台石などに緩やかな傾斜を施して、雨水などが溜まりません。

棹石の下にある上台の加工としては蓮の花の蓮華加工、膨らみのある階段状のゆったりとした曲線を付ける亀腹加工があります。

その名の通り、亀のお腹のように緩やかな凹凸の曲線を描いているものになります。
盤上の飾りを入れるスリン加工は、飾りとして墓石に使用されるケースも増えてきました。

他にも、緩やかな丸みを二つ重ねる木瓜加工も、暖かなデザインで人気です。

高級感のある仕上がりや、趣向を凝らすデザインなどオーダーメイドにて御提案も出来ます。

加工様式といっても豊富な種類によって、なかなか選ぶことが難しい時もあります。

予算を決めて、理想的な墓石を作ることが出来るように相談すると良いです。

しかし、墓石に加工を施すことで豪華なお墓に仕上がりますが、予算以上になってしまうこともあります。

墓石作りには石材店選びが重要になるため、見積もりやお問い合わせを経てから検討しましょう。

墓石の加工方法とは


まずは、注文をいただいた図面どおりに印をつけていき、石材の切断から始まることになります。

この時注意しなければいけないのは石の目を見ることです。

傷や模様が入っている箇所は墓石の強度や仕上がりにも影響してくるので取り除くことになります。

次に石材の研磨を行います。

工業用ダイヤが入った目が粗い研磨盤からだんだんと細かい研磨盤をかけていき、大体10ほどの工程を経て私たちが普段見かけるような光沢のある墓石が出来上がっていきます。

平たい面が多くなればなるほど丁寧な研磨が必要になります。

次は、依頼された形への加工を行っていきます。

墓石の形にもよりますが、歪曲した部分がある場合には造形を行った後に手作業で形を整えて研磨も行っていき、各々の加工が終わってから墓石の形に組み合わせていきます。

そして最後に文字の刻みを行っていきます。

文字を彫っていく際には、サンドブラストという専用の機械を使用し、特殊な砂を圧力によってに彫っていくことになります。

その後一品ずつ検品にかけられ、問題がなければ出荷されます。