古くなった塔婆はどうしたらいいの?


塔婆はなにか、みなさんご存じですか?

塔婆とは葬儀や法要の際に
お墓の後ろに立てられているもののことを言います。

本来は卒塔婆といって、お釈迦様の遺骨を分骨して、
法要の際に供養したのが始まりだと言われています。

その儀式が今の日本では、板塔婆という形で残っているのです。

板塔婆には仏教に基づいて、
世界の5大物質である空、風、火、水、地の字が記されています。

この塔婆ですが、
もちろん時間が経つとともに古くなってしまうものです。

厳密に言うと、塔婆が古くなったからと下げなければならない、
という決まりはありません。

多くの場合は一年後や新しい塔婆が立つまで墓地に建てておきます。
 
古くなった塔婆は墓地や霊園内にあるお焚き上げ所に
置いておくなどして処分しましょう。

古くなったとはいっても神聖なものですので、
心を込めて取り扱いたいですね。

お墓はお引っ越しできるの?


皆様は引っ越しをされたことがありますか?

新しい場所で新たな生活を始める、
ということで少しワクワクした気分になりますよね。

意外と知られていないのですが、
実はお墓も引っ越しすることができるのです。

お墓を移転することを専門用語としては「改葬」と言います。

「郷里が遠いのでなかなか手入れができない」
「近いうちに引っ越しをするのでお墓から離れてしまう」
といった悩みをお持ちの人が改葬に踏み切ります。

改葬する際は、まず引っ越しをする霊園などを
先に見つけておかなければなりません。

受け入れ証明書を発行してもらった上で、
現在の墓地の市町村の役場で「改葬許可申請書」を受け取ります。

改葬許可申請書が受理されれば、改葬許可証を入手出来ます。

そうすれば後は遺骨の移動を行うだけです。

取り出す際は、閉眼供養など
いくつかの儀式を行わなければなりません。

前のお墓を去る時はさら地にすることが原則ですので、
きちんと今までのお礼を言ってから去るように心掛けましょう。

墓石クリーニングって何をしてくれるの?


みなさんはどのぐらいの頻度でお墓へ足を運びますか?

行かなければいけないのは分かっているけれど、
仕事が忙しくなかなか行けていないという人は
多いのではないでしょうか。

そんな方にオススメなのが「墓石クリーニング」です。

墓石クリーニングとはどういったサービスなのでしょうか?

簡単に言うと、お客様の代わりに墓石を掃除を行ってくれるのです。

墓石の掃除というと、市販の洗剤を使って
タワシやスポンジでこすることを想像する人も多いでしょう。

実は、墓石の掃除にはちゃんとした方法があるのです。

濡れているときは綺麗に見えていても乾くと汚れていた、
というのはよくある事です。

墓石クリーニングの方に頼む事で、プロによって掃除が行われます。

結果的に墓石がより一段と綺麗になるだけではなく、
その美しさが持続するのです。

墓は故人に会える大切な場所です。

墓石が汚れてしまっていると、
大切な人への感謝や尊敬も薄れてしまうのではないでしょうか。

墓へ足を運ぶ時間が無い方や墓石の掃除方法が分からない方、
一度クリーニングサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

お墓の地震対策をご存知ですか?


 

 我が国は環太平洋地震帯に位置し、地殻変動が激しく、地震活動が活発です。

世界の地震の2割は日本周辺で発生しています。

 お墓は、地震対策のない場合、震度4~5程度の地震で倒壊する可能性があるといわれています。

 地震によって倒れたお墓を再生することは容易ではありません。程度にもよりますが、新しくお墓をつくる以上に手間と費用がかかる場合もあるのです。

 宇津石材店は、最新の免震技術【泰震】をすべてのお墓に採用しています。

「泰震」は、地震による振動を抑え、墓石にかかる負担を大幅に軽減させ、優れた免震性と耐久性で、地震から墓石を守ります。

既存のお墓にも施工できます。どうぞお気軽にお問合せください。

お墓参りの望ましい作法とは?


お墓参りには特別に決まった作法があるわけではありません。

 

一般的な手順をご紹介します。

 

1.お墓の掃除

まずはお墓をきれいに拭きます。水を固く絞ったタオルやスポンジでやさしく拭いてください。それでも汚れが落ちない場合は、たわしを使いますが、金属のたわしは石を傷めるので避けましょう。細かい部分は歯ブラシを使うと便利です。墓地内の雑草やゴミがあれば掃除します。

 

2.お供え

次にお花、線香、ろうそくなどをお供えします。

最後に、お墓の前で手を合わせます。

 故人の好きだったお酒やお菓子をお供えした場合は、お参りが終わった後、必ず片付けて帰ります。家に帰ったら、「おさがり」として家族でいただきます。

 

3.後始末

お参りが終われば、お墓の施設で借りたものを所定の場所に戻し、ゴミは必ず持って帰りましょう。『来たときよりも美しく』気持ちの良いお墓参りをすることが大切です。

 

お墓参りにはマナーも大切ですが、故人やご先祖さまを供養し敬う気持ちが一番大切です。

 

お墓は、大切だった亡き人やご先祖さまを供養するところです。祈りの象徴であると同時に、お参りする人にとっては精神的な拠りどころであり、連綿と受け継がれてきた命のつながりを身近に感じさせてくれるところです。

 

つまり、お墓参りをして先祖供養をすることは、自分をあらしめてくれた全ての人に感謝するということになるのです。

 

忙しい毎日で後回しになっているお墓参りのこと。一度考えてみませんか?