「墓友」をご存知ですか?


メル友、ママ友などなど、「〇〇友」とつく言葉はたくさんありますが、
最近では「墓友」という言葉がよく見かけられるようになりました。

墓友とは、一緒にお墓参りをする友人ではなく、
「一緒のお墓に入る友人」の略です。

お墓に対する考えが同じ人たちが「墓友」として集まり、
共同墓に一緒に入るのです。

これは、従来の「お墓は家の墓として先祖代々受け継いでいくもの」
という考え方とは異なりますが、

承継者問題を抱えた人たちのために登場したシステムです。
個人にかわって管理者がお墓を維持・管理していくのですが、
墓の管理者は寺院であったり、NPO法人であったり、社団法人、企業であったりとさまざまです。

現在、「承継者がいない」という人だけでなく、
「子供にお墓のことで迷惑をかけたくない」といった人たちにも、共同墓は注目されています。

高齢者向け住宅や、有料老人ホームが共同墓を設置するケースも増えています。
「仲間を見送ることで、自分達も同じように送ってもらえるという安心感が生まれた」と
肯定意見が多いそうです。

「墓友」と共同墓に入るという新しいスタイルは、
今後注目されていくかもしれませんね。